空き家を相続してもそのまま放置しておくのは危険です。
放置された空き家は犯罪の温床となったり、近隣住民に迷惑をかけたりしてしまうこともあるためです。
今回は空き家管理で押さえておきたい3つのポイントや空き家を放置すると起こるトラブルについて解説します。
空き家をきちんと管理して、綺麗にしておきましょう。
□空き家管理はこれから始める!押さえておきたい3つのポイント
換気は家の大敵となる湿気を逃がすために必要な作業です。
人が暮らしていない家には湿気がたまります。
この湿気によって家が腐っていくのです。
これを防ぐためには定期的な換気によって家の中にたまった湿気を逃がすことが必要です。
特に靴箱、押し入れ、クローゼットは湿気がたまりやすいので念入りに換気することをおすすめします。
水道管は水道を使わないでいると錆びるため、通水もしておきましょう。
最終的には水道管が破裂することもあるのです。
また、通水しないことで水道管の中の水が蒸発し、下水管からの空気が水道管から流れ込み、悪臭を招きます。
1か月に1度、1分間水を出しっぱなしにして、水の出方や錆びの混じった赤茶色の水が出てこないかを確認しましょう。
雨漏りも重要な確認事項の一つです。
もし家で雨漏りをしていたら、壁や畳のカビの原因になったり、天井や柱を腐らせたりしてしまう可能性があるためです。
そうなれば、資産価値の大幅な低下につながります。
雨漏りの厄介な点は気づかずに進行していることです。
そのため、空き家を見に行く際はこまめにチェックしましょう。
空き家を放置すると起こるトラブルには、家の老朽化による家の倒壊や犯罪のターゲットとなり放火や不法投棄のリスクが高まります。
さらに、災害時に劣化した屋根材や外壁材、雨どいなどが飛散してしまう、掃除を怠って害虫や雑草が繁殖してしまうと近隣の迷惑になりクレームにつながります。
また、空き家は近隣の不動産価値を下げてしまう原因の1つです。
そして、放置し続けた結果、特定空き家に指定されると、固定資産税の優遇措置が適用されなくなり、収める税金の額が最大6倍になります。
加えて、強制執行された解体費用も空き家の持ち主の負担になります。
空き家を放置すると、近隣のトラブルになったり、多額の費用が発生したりしてしまいます。
空き家をお持ちの際は、トラブルのもとにならないように適切な管理を心がけましょう。
空家の売却をお考えの方はぜひ当社までご気軽にご相談ください。