相続した不動産を放棄すると?放棄するメリット、デメリットや注意点とは

2023-01-26

相続相談

「相続するものの中に不動産があるけれど、自宅から離れた場所に位置しているため管理できない」
「固定資産税も大きな負担になる」
このような理由から、不動産の相続放棄を考えている方は多いはずです。
そして、そんな方の中にも、不動産の相続放棄が果たして良い結果を生むのかどうかについて知りたい方はいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、不動産を相続放棄するメリットとデメリットについて解説します。



□不動産相続を放棄できる?



不動産相続は、放棄できます。
ここでは、不動産相続を放棄することのメリットとデメリットを解説します。

*メリット

1つ目は、相続する不動産の固定資産税を支払わずに済むことです。
固定資産税は、不動産の評価額の1.4%にあたる金額を支払わなければなりません。

例えば、不動産の評価額が1000万円だとすると、その年のその不動産にかかる固定資産税は14万円です。
立地や評価額によっては不動産を売却できることもありますが、売却も見込めない中で相続すると経済的な負担は大きいでしょう。

2つ目は、子供や孫への相続問題が無くなることです。
不動産を複数人で相続して共有資産とすると、子供や孫へ相続する際に話し合いが複雑になります。
遺産相続について親族で意見が対立したために裁判になった事例もたくさんありますので、親族同士で良好な関係を築き続けたい方は相続放棄を検討しても良いかもしれません。

*デメリット

デメリットは、不動産だけでなく、お金や時計などその他の資産も相続できないことです。
実は、相続放棄の手続きとは、相続人であることを放棄するための手続きです。

しかし、多くの方は特定の資産の相続のみを放棄できると勘違いしています。
不動産を管理できないことや固定資産税が大きな負担になることを理由にして不動産の相続を放棄する前に、相続する資産の価値をしっかりと把握しておきましょう。

□不動産相続を放棄する注意点



相続放棄をする場合は法定相続人の確認が必要です。あなたが相続を放棄すると、次順位の相続人へ相続がされることになります。
あらかじめ確認をしておかないと親族間でのトラブルの元となるので、注意が必要です。
また、相続開始をしった時から3か月以内に相続を放棄しないとならない点も注意が必要です。



□まとめ



今回は、不動産の相続を放棄するメリットやデメリット、注意点について解説しました。
不動産の相続を放棄する際は、不動産以外の資産を相続すべきかどうかをよく検討しましょう。
また、自分以外で法定相続人に該当する方にも相続放棄の意思を確認しましょう。

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