土地を売却する際は、土地の境界線を明示しておくと買い手もその土地を購入しやすくなり、早く売却できる可能性が上がります。
今回は、土地を売却する際に境界線を確かめる必要のあるケースについてと、土地の境界線の確認を怠るとどうなるのかについて解説します。
□土地を売却する際に境界線の確認が必要なケースとは?
土地の境界線の確認の義務はありませんが、以下の4つのケースでは土地の境界線を確認することをおすすめします。
1:境界杭や塀がない場合
土地の境界が物理的な目印によって明示されていない場合、正確に測量する必要があります。
これにより、土地の実際の面積と境界線が明確になり、正確な価格設定が可能となるのです。
また、土地が傾斜していたり、湿地が土地に含まれていたりする場合など、土地の地形が複雑である場合は測量をすることで、所有する土地の面積を計算できます。
2:地価が高いエリア
地価が高い地域では、わずかな境界線のズレが価値に大きな影響を与えます。
きちんと利益を得るためにも、土地の境界線を確認しましょう。
3:建築物がある土地
土地上に建築物が存在する場合、建築物の位置や大きさを正確に記録するためにも測量が必要です。
これは建築基準法の遵守を保証し、将来的なトラブルを防ぐために不可欠です。
4:分割して売る場合
所有している土地を分割して売却したい場合も土地の境界線を確認する必要があります。
分割後の土地が法律や規則を守っているかを確認するために大切です。
土地の境界線の確認を怠ってしまうことには2つのリスクがあります。
これらのリスクを避けるためにも、土地の売却前には土地の境界線を確認するようにしましょう。
*トラブルが発生する
境界線が不明確な場合、隣接する土地所有者との間でトラブルが発生する可能性が高まります。
トラブルが発生すると、売主が法的責任を伴うこともあるのです。
*土地が売れない
土地を購入する際には、土地の面積を把握しておく必要があります。
どこまでが自分の土地なのかがわからない土地は、買い手も付きにくいです。
土地をスムーズに売却するには、土地の境界線を明示する必要があります。
境界線の確認を怠ってしまうと、買い手が付かなかったり、きちんと利益が得られなかったり、トラブルが発生したりするリスクがあります。
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お持ちの土地を売却したい方は、ぜひ当社にご相談ください。