不動産売却では仲介手数料が発生する⁉手数料の金額はどれくらい?

不動産会社に仲介してもらう形で、不動産を売却した場合には「仲介手数料」が発生します。
ただ、仲介手数料には上限額が決められているため、損をしないためには、その計算方法についてきちんと把握しておくことが大切です。

今回は、不動産売却における仲介手数料の概容と、手数料の計算方法についてお伝えします。
不動産売却で必要になる仲介手数料について理解して、損なくスムーズに売却を成功できるようにしましょう。


□不動産売却でかかる仲介手数料とは?



まずは、仲介手数料の基礎知識について把握しておきましょう。

仲介手数料とは、不動産の売却をする際、売主が仲介を不動産会社に依頼した場合に、不動産会社に支払う「成功報酬」のことです。

不動産会社に仲介してもらいながら物件を売却する場合、不動産の買主は不動産会社が見つけることになり、売主と買主の間を不動産会社が受け持ちます。
この不動産会社の働きに対して、売主のあなたが支払う報酬が「仲介手数料」です。

ただし、仲介手数料はあくまで「成功報酬」であるため、不動産を売却できなかった場合は支払う必要はありません。
そのため、不動産の売買契約が締結されてはじめて、仲介手数料を支払う義務が発生します。

また、仲介手数料は消費税の対象です。
そのため、「仲介手数料の金額+消費税10%」が、実際に支払う金額になるので注意してください。

□不動産売却の仲介手数料はどれくらい?計算方法をご紹介します!



ここからは、不動産売却における仲介手数料の金額がどのように決まるのか、その計算方法についてお伝えしていきます。

仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法によって決められています。
ここで注意してほしいのが、不動産の売却額に応じて手数料の金額が変わってくることです。
以下のような計算式で、仲介手数料の上限額は定められているので以下を参照してみてください。

・200万円以下の部分:売却価格の5%+消費税
・200万円超え~400万円以下の部分:売却価格の4%+消費税
・400万円超えの部分:売却価格の3%+消費税

売却額が400万円を超えた場合は、以下の速算式でも計算できます。
「売却価格の3%+6万円+消費税」

そのため、この計算式で求められる金額以上の手数料を要求された場合には、支払う必要はありません。
また、これらはあくまでも上限の金額なので、この範囲内で双方が合意した金額が実際の手数料です。
ただし、基本的には「仲介手数料の金額=上限額」となっていることを頭に入れておいてください。

具体的な計算例を見てみましょう。
例えば、3000万円の物件を売却する場合についてです。

・法律上の計算式の場合
200万円×5%+200万円×4%+2,600万円×3%+消費税(10%)=105万6,000円

・速算式による計算の場合
3,000万円×3%+6万円+消費税(10%)=105万6,000円

このようにして金額を計算できます。


□まとめ



仲介手数料は、不動産会社に対する「成功報酬」であり、売却が成功した場合にのみ支払いの義務が生じるものです。
また、その上限額は法律によって決められているので、上限額を求める計算式を把握しておき、不安なく仲介を依頼できるようにしましょう。

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